X2Y2とは?使い方やNFTの出品・販売・購入方法を解説!

コラム

X2Y2は、2022年にリリースされたイーサリアム基盤のNFTマーケットプレイスです。
世界最大手のNFTマーケットプレイスである「OpenSea」に比べて手数料が安いという特徴があり、リリース時には大きな話題となりました。

また、OpenSeaの強力なライバルになることを目標としており、サービス開始時にはOpenSeaユーザーにトークンのエアドロップ(無料配布)をしてユーザーの獲得に成功しています。

本記事では、X2Y2の特徴や使い方を解説します。
また、NFTの出品や販売、購入方法についても画像付きで解説しているので、是非参考にしてください。

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X2Y2とは

X2Y2とは
引用:X2Y2
名称X2Y2
取り扱いコンテンツPFP、アート、メタバースの土地 など
決済手段暗号資産
手数料0.5%
対応ブロックチェーンイーサリアム(Ethereum)
公式Xhttps://twitter.com/the_x2y2
公式サイトhttps://x2y2.io/ja

X2Y2は、2022年2月16日にサービスを開始した海外NFTマーケットプレイスです。

リリース時には、OpenSeaユーザー向けに独自トークンである「X2Y2トークン」を無料配布しました。
同時期にリリースしたNFTマーケットプレイス「LooksRare」と同様、ヴァンパイア攻撃によってユーザーを獲得しています。

サービス開始後から急激に成長していき、2022年には取引量で世界2位を記録しています。
2024年4月時点では、全体の5番目の取引量です。

X2Y2の特徴

X2Y2の特徴は以下の3つです。

  • 取引手数料が低い
  • 最終的にDAO方式での運営を目指している
  • X2Y2トークンを取り扱っている
  • NFTローン機能がある

順番に解説します。

取引手数料が低い

X2Y2の大きな特徴の一つが、取引手数料が低い点です。

X2Y2の取引手数料は0.5%となっており、他のNFTマーケットプレイスと比較しても低くなっています。

NFTマーケットプレイスの取引手数料の比較表は以下の通りです。

名称取引手数料
X2Y20.5%
Blur(ブラー)0%
Magic Eden(マジックエデン)2.0%
OpenSea(オープンシー)2.5%
SuperRare(スーパーレア)3.0%
LooksRare(ルックスレア)2.0%

X2Y2は、Blurに次いで2番目に取引手数料が低いです。

取引手数料が低いため、クリエイターはコストを抑えてNFTを販売できます。

最終的にDAO方式での運営を目指している

X2Y2は、最終的にDAOによる運営を目指しています。

DAOとは

日本語で分散型自立組織と呼び、特定の所有者や管理者が存在せず、事業やプロジェクトを推進できる組織のこと

多くのNFTマーケットプレイスは中央集権的に管理されており、DAOによる運営を目指しているプラットフォームは珍しいです。

DAOによる運営が実現すると、運営にかかる人件費などを削減できるため、手数料をさらに低くできる可能性があります。

X2Y2トークンを取り扱っている

X2Y2は、独自トークンであるX2Y2トークンを取り扱っています。

X2Y2トークンはイーサリアムブロックチェーンと互換性を持つ、ERC-20規格のトークンです。
X2Y2トークンは、X2Y2のリリース時にOpenSeaユーザーにエアドロップされました。

また、X2Y2トークンはプラットフォーム内でステーキングして報酬を獲得できます。

2024年4月時点のX2Y2トークンの価格は、1.45円となっています。

NFTローン機能がある

X2Y2 NFTローン
引用:X2Y2

X2Y2の大きな特徴の一つが、「NFTローン機能」です。

NFTローンとは

特定のNFTをステーキング(一定期間預ける)して、ETHを借りられる機能のこと

X2Y2の公式では、NFTローン機能によってNFT市場に流動性を解放すると発表しています。

NFTローンに対応している主なNFTコレクションは以下の通りです。

  • BAYC
  • Azuki
  • CLONE X
  • Cool Cats
  • Moonbirds

日本のNFTコレクションでは、Murakami.Flowersが対象となっています。

X2Y2の始め方・登録方法

X2Y2の始め方は、以下の5ステップです。

  1. 暗号資産取引所で口座開設する
  2. 暗号資産ウォレットのアカウントを作成する
  3. 取引所で暗号資産を購入する
  4. 暗号資産をウォレットに送金する
  5. X2Y2と暗号資産ウォレットを接続する

順番に解説していきます。

1.暗号資産取引所で口座開設する

はじめに、国内の暗号資産取引所の口座開設を行います。

口座開設時には以下のものが必要です。

  • スマホまたはPC
  • 本人確認書類

口座開設は無料でできます。

2.暗号資産ウォレットのアカウントを作成する

X2Y2でNFTを購入する場合、暗号資産ウォレットが必要となります。

暗号資産ウォレットとは、暗号資産やNFTを保管するためのデジタル上のウォレットです。

暗号資産ウォレットのアカウントを作成するなら「メタマスク(MetaMask)」がおすすめです。
メタマスクの詳しい作成方法は、以下の記事を参考にしてみてください。

3.取引所で暗号資産を購入する

X2Y2でNFTを購入するための、暗号資産を取引所で購入します。

取引所に日本円を入金し、暗号資産を購入します。

4.暗号資産をウォレットに送金する

購入した暗号資産を作成した暗号資産ウォレットに送金します。

送金手順は以下の通りです。

  1. ウォレットアドレスをコピー
  2. ウォレットアドレスを取引所に登録
  3. 取引所で送金手続きを行う

取引所で送金先アドレスを入力し、出金申請を行うとウォレットに暗号資産が送金されます。

ウォレットアドレスを誤ったまま送金手続きを行うと、暗号資産がウォレットに着金せず、そのまま失ってしまう恐れがあるので、注意しましょう。

5.X2Y2と暗号資産ウォレットを接続する

X2Y2と暗号資産ウォレットを接続します。

X2Y2の公式サイトにアクセスし、画面右上のウォレットボタンをクリックします。

X2Y2 始め方①

「MetaMask」を選択し、ウォレットで「署名」をして、ウォレットの接続は完了です。

X2Y2 始め方②

X2Y2の使い方

X2Y2では、以下の2つの使い方を覚えておきましょう。

  • NFTの出品・販売方法
  • NFTの購入方法

順番に解説します。

X2Y2でのNFTの出品・販売方法

画面右上のアイコンをクリックし、「マイアイテム」に進みます。

X2Y2 NFT 出品 販売①

自分のコレクションページに画面が切り替わるので、出品したいNFTを選択しましょう。
販売方法や販売価格を入力し、ガス代を支払って出品完了です。

X2Y2でのNFTの購入方法

X2Y2でのNFT購入方法は、以下の手順です。

  1. 購入するNFTを検索する
  2. NFT作品を購入する

順番に解説します。

1. 購入するNFTを検索する

X2Y2の公式サイトにアクセスし、画面上の検索窓から購入したいNFTを検索しましょう。

X2Y2 NFT 購入①

購入したいNFTを選択できたら、作品をクリックし、作品ページに移動します。

X2Y2 NFT 購入②

2. NFT作品を購入する

NFT作品の購入方法は、「今すぐ購入」と「オファー」の2種類があります。

2つの購入方法について、それぞれ詳しく解説します。

今すぐ購入

「今すぐ購入」は、表示されている価格でNFTを今すぐに購入できる方法です。

X2Y2 NFT 購入③

「今すぐ購入」をクリックし、購入金額とガス代を支払うと購入は完了です。

オファー

「オファー」は、NFTの販売者に購入オファーを送る方法です。

X2Y2 NFT 購入④

「オファー」をクリックし、「価格」と「有効期限」を入力します。

X2Y2 NFT 購入⑤

最後に「購入オファーを出す」をクリックして完了です。

オファーを出す際には、ETHではなくWETHが必要になるので注意しましょう。

X2Y2を利用する際の注意点

X2Y2を利用する際の注意点は以下の3つです。

  • ロイヤリティ手数料を支払う必要がある
  • 対応しているNFTはイーサリアム(Ethereum)のみ
  • ガス代が高額

順番に解説します。

ロイヤリティ手数料を支払う必要がある

X2Y2では、2次流通でNFTを購入する際にロイヤリティ手数料が発生します。

ロイヤリティ手数料とは、2時流通でNFTが購入された際に、そのNFTを制作したクリエイターへ支払われる手数料です。

最も取引量が多いNFTマーケットプレイスである「Blur」は、ロイヤリティ手数料0%となっています。

そのため、X2Y2でNFTを購入する場合、Blurで購入するよりも割高になります。

対応しているNFTはイーサリアム(Ethereum)のみ

X2Y2では、イーサリアム(Ethereum)のNFTしか取引できません

PolygonやSolanaなどのNFTを購入したい場合は、他のNFTマーケットプレイスを利用する必要があります。

現在利用者が増加しているNFTマーケットプレイスの「Magic Eden」であれば、上記の3チェーンに加えて、流行りのビットコイン基盤のNFTも取引できます。

ガス代が高額

X2Y2を利用する際には、ガス代にも注意が必要です。
X2Y2はイーサリアムを基盤にしているため、ガス代が高額になる場合が多いです。

ガス代は日々変動しているため、ガス代を確認してからNFTを購入しましょう。

ガス代は、X2Y2公式サイトの画面右上で確認できます。

X2Y2 注意点 ガス代

X2Y2に関するよくある質問

X2Y2に関するよくある質問は以下の3つです。

  • スマートフォンでも利用できますか?
  • 日本語に対応していますか?
  • OpenSeaへの同時出品は可能ですか?

順番に見ていきます。

スマートフォンでも利用できますか?

X2Y2は、スマートフォンでも利用できます。

Google Chrome等のブラウザからX2Y2にアクセスできます。

しかし、スマートフォンを利用する際には、MetaMaskのスマホアプリをインストールしておく必要があるので注意が必要です。

日本語に対応していますか?

対応しています

X2Y2の公式サイトにアクセスし、画面右上の「地球マーク」から言語を変更できます。

X2Y2 日本語対応

また、通貨を日本円に変更すると、NFTの価格が日本円で表示されます。

OpenSeaへの同時出品は可能ですか?

X2Y2では、OpenSeaへの同時出品が可能です。

X2Y2でNFTを出品すると、OpenSeaにも同時出品されます。

同時出品は、共有コントラクトを採用しているNFTマーケットプレイスであれば可能です。

しかし、MagicEdenのように独自コントラクトを採用しているNFTマーケットプレイスでは同時出品できないので注意しましょう。

X2Y2のまとめ

本記事では、X2Y2の特徴や使い方、始め方について解説しました。

X2Y2は、取引手数料が低いことで有名なNFTマーケットプレイスです。

リリース時には、OpenSeaユーザーにX2Y2トークンをエアドロップし、大きな注目を集めてユーザーを獲得しました。
しかし、イーサリアム(Ethereum)のみに対応しておらず、ガス代が高額になる場合があるので注意が必要です。

今後は、DAOによる運営や対応ブロックチェーンの増加などを目指しているため、今後の成長に期待です。

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