【評判】「アライアンス・バーンスタインDコース」の魅力とデメリットとは?

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悩み人
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「アライアンス・バーンスタインDコース」が気になる。メリット、デメリットを詳しく教えて欲しい

本記事では、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」※注1をテーマに購入するメリット、デメリットを解説します。

※注1:以降「アライアンス・バーンスタインDコース」と記載

「アライアンス・バーンスタインDコース」はアクティブファンドでありながらも、過去には売れ筋ランキング1位を獲得。

投資信託の購入理由の1つに「人気である」という点も評価されるポイントであり、購入を検討している投資家は少なくないでしょう。

そこで、本記事ではアライアンス・バーンスタインDコースの魅力だけでなく購入する際の注意点についても深堀りします。

本記事のポイントまとめ

①時価総額1兆円を超える人気投資信託

②売れ筋ランキング1位を獲得

③月利1.6~2.5%と高い分配利回りを実現

④但し、信託報酬が高い点には注意

⑤複利の恩恵を受けられないため投資家を選ぶ商品である

「アライアンス・バーンスタイン米国株成長投信Dコース」口コミ、評判

まずは、アライアンス・バーンスタインDコースの口コミ、評判をチェックしましょう。

条件に応じて、月利2%を超える分配金や潤沢な時価総額から購入を検討されている投資家が多く見られます。

一方、高い手数料から「本当に購入するべきか?」と悩む声も少なくありません。

このため、本記事では「アライアンス・バーンスタインDコースが気になる・・・」という投資家に向けてメリット、デメリットを解説します。

「アライアンス・バーンスタイン米国株成長投信Dコース」とは?

まずは、アライアンス・バーンスタインDコースの基本を解説します。

S&P500株価指数をベンチマークとした、毎月分配型のアクティブファンド

「毎月分配型=触るな危険」という意見もありますが、本投資信託においてはデメリットばかりではありません。

※楽天証券タイプ別ランキングで2位を獲得実績あり

2022年3月にはみんかぶ投資信託売れ筋ランキング1位を獲得

但し、売れ筋ランキングの基準が分からず情報の真偽は不明です。

以下で本ファンドの詳細を解説します。

  1. 運用会社
  2. 組入上位10社
  3. 投資セクター
  4. 分配方針

①運用会社

運用会社は以下の通りです。

商号等 アライアンス・バーンスタイン株式会社
(英語社名 AllianceBernstein Japan Ltd.)
本店 〒100-0011
東京都千代田区内幸町二丁目1番6号日比谷パークフロント14階
業務の種別 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第303号
投資運用業、投資助言・代理業、第一種金融商品取引業、第二種金融商品取引業
加入協会 一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
日本証券業協会
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
資本金 16億3,000万円
設立年月日 1996年10月28日
運用資産総額 約5兆5,203億円

1996年投資信託の委託業務をスタートし、様々な金融商品取引業者や登録金融機関を通じて個人投資家へ投資商品を提供。

運用資産額5兆超えという点は、アライアンス・バーンスタインDコースのみならず、多くの投資商品で高い人気を得ていると言えます。

②組入上位10社

続いて、組入上位10社を見てみましょう。

2024年4月30日時点
※スマホの方はスライドできます

銘柄 セクター 組入比率(%)
1位 マイクロソフト 情報技術 8.7
2位 エヌビディア 情報技術 6.8
3位 アマゾン 一般消費財 6.8
4位 アルファベット コミュニケーション・サービス 5.6
5位 VISA 金融 4.4
6位 メタ コミュニケーション・サービス 4.3
7位 ユナイテッドヘルス・グループ ヘルスケア 3.2
8位 モンスタービバレッジ 生活必需品 2.9
9位 コストコ・ホールセール 生活必需品 2.8
10位 バーテックス・ファーマシューティカルズ ヘルスケア 2.7

公式サイトより引用

すべて米国企業かつ誰もが知る大手優良企業で構成されています。

また、上位10社で構成比率48%超えとアクティブファンドならではの組み入れ比率となっています。

③投資セクター

投資セクターは以下の通りです。

セクター 組入比率(%)
情報技術 32.5
ヘルスケア 22.7
一般消費財・サービス 12.3
コミュニケーションサービス 8.4
生活必需品 6.3
資本財・サービス 6.3
金融 5.4
素材 1.4
現金その他 4.9

コアセクターは「情報技術」、「ヘルスケア」であり50%を超える組み入れ比率です。

ディフェンシブなセクターがコアセクターである点は強みと言えます。

④分配方針

分配方針は基準価額によって変動します。

毎計算期末の前営業日
基準価額
分配金額
(1万口あたり、税引前)
11,000円未満 準価額の水準等を勘案して決定
11,000円以上12,000円未満 200円
12,000円以上13,000円未満 300円
13,000円以上14,000円未満 400円
14,000円以上 500円

原則として、毎決算時(毎月15日)の基準価額を元に分配金額が決定。

基準価額次第では分配金が無くなる可能性がある点は注意が必要です。

「アライアンス・バーンスタイン米国株成長投信Dコース」4つのメリット

アライアンス・バーンスタインDコースのメリットは以下4つです。

順番に解説します。

メリット①厳選された優良企業に集中投資

アライアンス・バーンスタインDコースはアクティブファンドです。

このため、投資会社が厳選した優良企業「50~70程度」に集中投資されています。

投資対象は、成長の可能性が高いと判断される米国企業。

運用プロセス

投資ユニバース約1,000銘柄から、ファンダメンタルズ分析~ポートフォリオを構築し銘柄が厳選されています。

投資家自身が銘柄分析、分散投資をするのは手間が掛かるため運用会社に任せられるのは強みと言えます。

メリット②高い分配利回りを実現

アライアンス・バーンスタインDコースは高い分配利回り実現しています。

(参考)2021年1月~12月の分配利回り推移

決算日 分配金
2021年12月15日 300円
2021年11月15日 300円
2021年10月15日 300円
2021年9月15日 300円
2021年8月16日 300円
2021年7月15日 300円
2021年6月15日 300円
2021年5月17日 200円
2021年4月15日 300円
2021年3月15日 200円
2021年2月15日 300円
2021年1月15日 200円

「月利1.6~2.5%」と驚異的とも言える分配利回りが魅力であり、多くの買付が集まっている理由の1つです。

メリット③高い運用実績

アライアンス・バーンスタインDコースは高い運用実績を実現しています。

(参考)2024年6月末時点リターン※分配金込み

アライアンス
Dコース
ベンチマーク
S&P500
1ヵ月 8.3% 7.7%
3ヵ月 12.3% 11.4%
6ヵ月 35.1% 31.1%
1年 46.3% 40.6%
3年 81.0% 95.0%
設定来 488.7% 397.5%

(引用)公式運用パフォーマンス

POINT

アライアンス・バーンスタインDコースは、2014年9月16日に設定

設定来パフォーマンスはS&P500をアウトパフォームしている

特に、設定来では488%と高いパフォーマンスを出している点は理解しておきましょう。

メリット④ファンドマネージャーも投資を実施

ファンドマネージャーである「フランク・カルーソ」氏も本ファンドに投資を行っています。

投資額:10万~50万ドル

自身のお金を投資することで、「一蓮托生でパフォーマンスを挙げるため集中する」と考えることができるでしょう。

但し、一般的に高年収と言われるファンドマネージャーの「10万~50万ドル」がどこまで本気度に寄与するかは賛否が分かれます。

「アライアンス・バーンスタイン米国株成長投信Dコース」5つのデメリット

アライアンス・バーンスタインDコースのデメリットは以下5つです。

順番に解説します。

デメリット①信託報酬が高い

アライアンス・バーンスタインDコースの信託報酬は1.727%です。

eMAXIS SlimS&P500 0.09372%
楽天全米株式インデックスファンド 0.162%
eMAXIS Slim全世界株式 0.5775%

人気インデックスファンドと比較すると高い手数料と言えます。

このため、同パフォーマンスでは信託報酬分リターンが下がるため、目先の分配利回りだけを見た投資には注意が必要です。

デメリット②信託期間には制限がある

アライアンス・バーンスタインDコースには信託期間が設定されています。

信託期間:2044年6月15日まで

このため、2044年6月を持って強制解約される可能性がある点は注意が必要です。

POINT

アライアンス・バーンスタインDコースは、当初2023年6月までの信託期間が設定されていた

好調な運用状況から2044年6月まで10年信託期間が延長

このため、信託期間設定はそれほど心配する必要がないと言える

デメリット③株価に応じて分配金が変動する

株価に応じて分配金が変動する点は、「アライアンス・バーンスタインDコース」の魅力である一方、デメリットとも言えます。

以下の通り、2020年3月~4月については分配金が0円となっています。

2022年は3月、5月、6月と分配金が無い

高い分配利回りを提供するには、高パフォーマンスを上げ続ける必要があります。

このため、「分配金の変動があり安定感に欠ける」点はリスクとして認識しておきましょう。

但し、過去2021年については安定した分配金が出されていたのも事実です。

デメリット④複利の恩恵を受けられない

毎月分配型投資信託は、「複利の恩恵を受けることができない」という弱点があります。

インデックスファンドなど分配金を受け取らない場合、複利の恩恵により効率よく資産が増加。

実はすごい「複利」の効果!りそなグループより引用

一方、毎月分配金を受け取る場合、複利効果が無く長期投資の魅力は半減します。

このため、「アライアンス・バーンスタインDコース」は資産形成初期である若年層には不向きと言えるでしょう。

60代以上など「一定額の分配金を生活費に活用する」方には価値がある投資商品です。

デメリット⑤一部元本払戻金(特別分配金)の場合がある

「アライアンス・バーンスタインDコース」の注意点として、一部「特別分配金」が支払われる場合があります。

以下、目論見書からの抜粋

投資者のファンドの購入価額によっては、分配金の一部または全部が、実質的には元本の一部払戻しに相当する場合があります。ファンド購入後の運用状況により、分配金額より基準価額の値上がりが小さかった場合も同様です。

アライアンス・バーンスタイン目論見書

特別分配金とは、投資家の元本を毀損するいわゆる「タコ足配当」です。

分配金を支払うために、基準価額が逓減するため意味がない行為と言えます。

結果、市況次第で次月以降の価格が更に下落し分配金が支払われないリスクも認識しておきましょう。

「アライアンス・バーンスタイン米国株成長投信Dコース」購入する際の3つの注意点

「アライアンス・バーンスタインDコース」を購入する際の注意点は以下の通りです。

注意点①アクティブファンドが安定して高い運用益を上げるのは難しい

「S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス」発表によると、アクティブファンドよりインデックスの方が安定した利益を挙げると解説されています。

比較結果は以下の通り

投資期間 アクティブ勝率 インデックス勝率
1年 29.02% 70.98%
3年 28.87% 71.13%
5年 19.40% 80.60%

5年以上で見ると、特定の指数に上回る投資結果を出しているアクティブファンドは「約2割」しか存在していません。

投資のプロであっても、安定した利益を挙げ続けることは困難な現実があります。

このため、純粋なパフォーマンスを追い求める場合、素直にインデックスファンドを購入するのが最適解と言えます。

http://long-term-investment.jp/index-active/

注意点②未来の株価は誰にも分からない

アクティブ、インデックスファンド共に未来の株価は誰にも分かりません。

このため、アライアンス・バーンスタインDコースが今後も高いパフォーマンスを挙げ続ける可能性が十分にあります。

但し、確実に言えるポイントとしては「信託報酬分損をする」という点は覚えておきましょう。

アライアンス・バーンスタインDコース:1.727%/年

eMAXIS SlimS&P500:0.09372%/年

※「約1.63%」の手数料差がある

不確定要素が多数ある株価に期待せず、確実得られる手数料の安さを選択するというのも考え方の1つです。

この点は、「性格」や「年齢」と投資商品の魅力を天秤にかけながら判断しましょう。

注意点③販売会社によって買付手数料が掛かる

信託報酬とは別に買付手数料が掛かる場合があります。

販売会社が別に定める購入時手数料率として、最大3.3%まで手数料を取る事ができる投資商品です。

このため、購入を検討する方は「SBI証券」、「楽天証券」など手数料が安い大手ネット証券を活用するようにしましょう。

米国株の財務状況を手軽に調べる方法

アライアンス・バーンスタインDコースに興味を持つ方は、米国個別株を始める方も少なくありません。

60年を超える増配企業存在するなど、米国株には魅力が存在。

但し、英語というハードルがあり手軽に財務分析ができないという悩みを持つ方が少なくないでしょう。

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アライアンス・バーンスタイン米国株成長投信Dコース【まとめ】

本記事では、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース」のメリット、デメリットを解説しました。

アライアンス・バーンスタインDコースのメリット
アライアンス・バーンスタインDコースデメリット

アライアンス・バーンスタインDコースは「月利1.6~2.5%」と高い分配利回りを受け取ることができる投資信託です。

但し、毎月決算に応じて分配金が変動する点は注意をしましょう。

また、「信託報酬が割高」、「複利の恩恵を受けられない」という点を加味すると資産形成初期におすすめできる投資商品ではありません

「分配金を生活資金の一部にしたい」という方に検討価値のある商品と考えます。

但し、基準価額次第で分配金を受け取れない可能性もあるため、リスク分散は忘れずに行いましょう。

以上、アライアンス・バーンスタインDコースメリット、デメリットまとめでした。

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