【要約まとめ】「オニールの成長株発掘法」から学ぶ株のベストな売り時とは?

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「オニールの成長株発掘法」の要約を知りたい

本記事では世界的ベストセラー本「オニールの成長株発掘法」から学ぶ株のベストな売り時を解説します。

オニールの成長株発掘法は、「ウィリアム・J・オニール」の著書。

オニールの投資スタイルは、将来大化けする可能性があるグロース株投資です。

本書では、グロース銘柄の探し方が解説されており、その中でも本記事では、オニールから学ぶ「株の売り時」について重点をおき解説します。

「株は買うより売る方が難しい」という格言があるように、保有株を売却するのは簡単なことではありません。

損切りはもちろん、「上昇している株をいつ利確するのが良いのか?」と悩む投資家は少なくないでしょう。

但し、本書は600ページを超えと本を読むのが苦手な方には抵抗感があるボリュームです。

このため、オニールの成長株発掘法から分かる株の売り時についてポイントをまとめます。

本記事はオニールの成長株発掘法から学ぶ「株の売り時」要約

グロース株の見つける方法も解説されているため、気になる方は本書の購入を検討しよう

「オニールの成長株発掘法」とは?

まずは、著書「オニールの成長株発掘法」について解説します。

「オニールの成長株発掘法」はアメリカ屈指の投資家である「ウィリアム・J・オニール氏」の著書です。

ウィリアム・J・オニール氏の投資スタイルは「成長株投資」

ウォーレン・バフェット「バリュー株の神様」

ウィリアム・J・オニール「グロース株の神様」

投資スタイルの違いから、ウォーレン・バフェット氏と比較されることも少なくありません。

著書「オニールの成長株発掘法」の基本は以下2点

POINT
  • 損小利大の投資をする
  • 損切りを徹底する

具体的な利確、損切りポイントを学ぶことができます。

「株は買うより売るほうが難しい」と言われることからも、いつ株を売却したら良いのか?と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では著書で解説されている「株の売り時」を具体的に解説します。

著書詳細は以下からどうぞ

株のベストな売り時とは?6つのポイントを解説

「オニールの成長株発掘法」で解説されている株の売り時は以下の通りです。

順番に解説します。

①通常相場では7~8%下落で損切りする

「通常相場」では7~8%で保有株を損切り
POINT
  • 利益確定:20~30%
  • 損切り:7~8%

利益確定が3倍以上のラインとなっており、損小利大の投資を行っています。

通常相場について投資家判断が迷いますが、VIX指数25以下が1つのラインと言えるでしょう。

「何パーセントが売り時か?」と悩んだらまずは7~8%で損切りを検討してみましょう。

②弱気相場では3%で損切り

弱気相場では「3%」を損切りラインとする

「コロナショック」はもちろん、VIX指数が30を超える場面での検討もおすすめです。

POINT
  • 利益確定:15%
  • 損切り:3%

ボラティリティが高い弱気相場では、利確も損切りも早期に対応する必要があります。

パニック相場では損切りラインを浅く設定するようにしましょう。

③複数回に分けて売却する

売却方法として「複数に分ける」方法も推奨されています。

POINT
  • 5%下落したら50%売却
  • 10%下落したら残りすべてを売却

事前に決めたラインで2段階に分けて売却。

売却した途端、「株価が反転してプラスに・・・」というリスクもあるため、複数回に分けて売却することも検討してみましょう。

④市場が騒ぎ始めたら売却する

SNSを活用し、投資家に注目されていることを確認したら売却する方法も有効です。

(参考)ウォーレン・バフェット氏の格言より

我々がすべきことは単純だ。他人が強欲な時は臆病になり、他人が臆病な時に強欲になればいい

結論、群衆心理の逆をつくことを推奨しています。

このため、多くの投資家が「今が買い」と騒ぎ出した時が絶好の売り場と言えるでしょう。

⑤噂が事実に変わったら売る

決算発表で、噂から事実に変わった時も売り時と解説されています。

(事例)2020年ファイザー株

ワクチンが承認される噂で株価が上昇

承認されると同時に株は急落

投資の格言である「噂で買って事実で売る」の典型と言えるでしょう。

著書でも、期待感が高まり噂が事実に変わる前に売却すると解説されています。

⑥含み損は6ヶ月以内に売却する

著書では、以下の通り解説されています。

「良いポートフォリオには6ヶ月以上含み損銘柄を保有してはいけない」

つまり、「塩漬け株は保有しない」というルール化です。

半年過ぎた含み損銘柄は、素直に損切りすることも検討してみましょう。

「株の売り時」を考える際の注意点

ここまでオニールの成長株投資を元に株の売り時を解説しました。

本書はベストセラー本であり多くの投資家に活用をおすすめします。

但し、すべての方に最適な売り時は存在しないため注意が必要です。

  • Aさん:優良高配当株投資家
  • Bさん:デイトレーダー
  • Cさん:株主優待投資家

投資スタイルが異なるため「全ての人に〇%で損切りがベスト」と言うのは困難。

オニールの成長株発掘法」はグロース株投資でありキャピタルゲイン(売却益)を目指す投資家向きです。

このため、自身の資金量や投資スタイルに合わせて活用してみましょう。

オニールの成長株発掘法」から学ぶべき売り時は以下の通り

  • 損小利大の投資をする
  • 損切りを徹底する
NG:僅かな微益で利確し、損切りについては目を背け塩漬け株を量産

上記のようであれば、安定した資産形成をすることはできません。

  • 売却のマイルールを作る(○○%や減配など)
  • マイルールを機械的に実行する(自動注文など)
  • マイルールを継続する(都合が良い理由でルールを変えない)

という点を意識して投資を続けることをおすすめします。

オニールの成長株発掘法の口コミ、評判

参考まで、著書「オニールの成長株発掘法」口コミ、評判をまとめました。

世界的ベストセラー本のため、多くの投資家が参考にしている良書です。

但し、著書は600ページを超えるため少し難しいと感じる方も一定数います。

グロース株投資を検討している方は、チェックしてみましょう。

著書「オニールの成長株発掘法」【まとめ】

本記事では、「オニールの成長株発掘法」から学ぶべき株の売り時を解説しました。

ポイントは以下の通り

オニールの成長株発掘法は株の売り時を考える際に学ぶ点が多い良書です。

また、あくまで投資ルールの1つであり、自身の投資方針に合わせて対応する必要があります。

以上、著書「オニールの成長株発掘法」から学ぶ株の売り時まとめでした。

必要に応じで本書の購入も検討しましょう。

 

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