メタバースオフィスとは?わかりやすく解説します

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メタバースオフィスとは?わかりやすく解説します

ゲームやライブなどエンターテイメントの分野で活用が進んでいるメタバースですが、ビジネスの分野でも用途が進んでいます。

その中で、バーチャルの世界にオフィスを作り上げる「メタバースオフィス」が注目され、普及しつつあります。

今回はこの「メタバースオフィス」について解説していきたいと思います。

メタバースオフィスとは

メタバースオフィスとは、仮想空間上に設置されている疑似オフィスのことを指します。

最大の特徴としては、現実同様に職場の同僚・部下・上司と同じ空間内で業務を行うことが可能で、出社と何ら変わらないコミュニケーションを取ることができる点が挙げられます。

アバターを使って参加できて、実際のオフィスと同じようなレイアウトに設計できたりするサービスがあり、実際のオフィスに出社しているような感覚で、テレワークが可能です。

グラフィック面では2Dだけではなく、3Dで表示するものも登場しています。

テレワークでよくありがちなコミュニケーション不足や社員の状況把握不足等の課題を解決でき、導入する企業も増えてきています。

メタバースオフィスのメリット

メタバースオフィスのメリットを挙げていきます。

居住地に縛られず仕事が可能

メタバースオフィスはデバイスとネットワークがあればどこからでも出勤でき、どこに住んでいるかは関係ありません。

居住地に縛られずに仕事ができるので、日本全国、場合によっては海外在住でも、オフィスに出社しているような感覚で、仕事が出来るようになっています。

コミュニケーションの円滑化

メタバースオフィスでは、同じ空間内に上司や同僚が常にいる環境です。

従来のテレワークでは、同僚や上司への相談がしにくい、会議以外で気軽に話しかけることができない等のコミュニケーションにおける課題がありました。

ですが、メタバースオフィスでは、現実同様に会話をしたり、緊急の報告や軽い相談まで、タイムラグがないコミュニケーションが可能です。

また、今何をしているのか、どのような状況なのかといったステータスをアバターに反映させることも出来ますので、話しかけても良いのか一目で判断が出来ます。

勤務状況が把握しやすい

メタバースオフィスでは、誰がどこにいてどのような状況にあるかという勤務・勤怠状況を簡単に把握することが可能です。

「作業中」・「電話中」・「会議中」・「休憩中」などの表現でそれぞれどのような状況かがわかりやすくなっています。

感染症対策

メタバースオフィスは、自宅にいながらオフィスに出勤しているかのように仕事ができるので、感染症対策や危機管理対策にも有効です。

感染症の流行のようなイレギュラーな事態が起こり、出勤が困難になっても問題なく仕事や事業が続けられます。

メタバースオフィスのデメリット

メタバースオフィスのデメリットを挙げておきます。

通信環境の整備が必要

初期コストとして導入費用は必須であるのと、人数規模に応じたランニングコストが必要になります。

そして、リアルタイムでコミュニケーションをとれるように、常にネットワークに接続しておく必要があります。

通信量が多くなれば、快適に利用するためには安定した通信環境が必要です。

ツールの使用でストレスになりやすい

メタバースオフィスは簡単に相手の状況が把握できるのがメリットです。

しかし、これは「常に見られている」と感じやすい点にも注意が必要です。

監視されているように感じて社員のストレスになるケースがよくあります。

メタバースオフィスを監視ツールのように使わないようなルール作りも必要でしょう。

メタバースオフィスの機能

メタバースオフィスにおける機能には以下のようなものがあります。

  • フロアのレイアウト
  • アバターの作成
  • ステータス表示
  • チャット
  • ビデオ通話
  • 画面共有

メタバースオフィスの種類

メタバースオフィスには種類がいくつかあります。

2Dメタバース

2次元の平面的なデザインで、ゲーム・アニメ・マンガ等の要素が中心のタイプです。

アバターやキャラクターの視覚的な表現が強調されます。

一般的にシンプルで直感的な操作が可能なので、誰でも簡単に扱うことが可能になっています。

一般的なウェブブラウザやスマートフォン、パソコンを通じて利用でき、特別なハードウェアやソフトウェアのインストールが必要ありません。

3Dメタバース

VR等の技術を活用し、3次元の仮想空間にオフィスを設置するメタバースオフィスです。

3Dモデリングされたアバターを操作し、現実世界さながらのオフィスで仕事をするので、実際のオフィスで働いているような感覚になれます。

ただし、3Dメタバースを利用するためには、ハイスペックなパソコンや安定した通信環境が必要で、条件によっては快適に利用できない場合もあります。

また、VRヘッドセットやコントローラーを利用する必要があるものもあり、特別なデバイスが必要になるケースがあります。

音声コミュニケーションのみ

ボイスチャットや画面共有などの機能に特化した、音声でコミュニケーションをとるタイプのメタバースオフィスです。

画面には簡単なアイコンが並ぶだけで、視覚的なオフィス空間はありません。

パソコンのスペックや通信環境の問題で2D・3Dのメタバースタイプが利用出来ない場合でも手軽に利用が可能です。

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