- SBINFT Marketとは?
- どんな特徴があるの?
- どうやってNFTを買うの?
SBINFT Marketは、2022年3月17日にリリースされた国内発の
SBINFT Marketは、2022年3月17日にリリースされた国内発の
国内大手のSBIグループが開発・運営を担当しているとのことで、注目する方も多いでしょう。
今回は、SBINFT Marketの特徴や始め方、NFTの購入・出品方法について詳しく紹介します。
SBINFT Marketに興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
名称 | SBINFT Market |
取り扱いコンテンツ | ゲームアイテム アート 音楽トレカ |
決済手段 | イーサ(ETH) ポリゴン(MATIC) オアシス(OAS) クレジットカード |
手数料 | 購入時:無料 出品時:10%(別途ガス代がかかります) |
対応ブロックチェーン | イーサリアム(Ethereum) ポリゴン(Polygon) オアシス(Oasys) |
公式X | https://twitter.com/sbinft_market |
公式サイト | https://sbinft.market/ |
SBINFT Marketとは、前身となるnanakusaがリブランディングされ、2022年3月にリリースされたNFTマーケットプレイスです。
SBIホールディングス傘下のSBIグループが、暗号資産事業の一つとして展開しています。
nanakusaと同様、厳正な審査を通過した公認アーティスト及びパートナーしかNFTを発行できないため、利用者は一定のクオリティと安全性が保証された作品のみ取引可能です。
国内発のサービスであることから、日本語に対応しており、英語が苦手な方やNFTの取引が初めての方でも抵抗なく利用できるでしょう。
また、2023年7月にはNFTプロジェクトの総合支援サービス「SBINFT Mits」を発表しました。
ヤマト運輸との連携も発表され、2024年春の正式リリースを目指しています。
SBINFT Marketの特徴としては以下の3点が挙げられます。
それぞれ深掘りします。
SBINFT Marketは公認アーティスト制を採用しており、審査を通過したアーティストもしくはパートナー事業者のみNFTを出品できます。
OpenSeaをはじめとする一部のNFTマーケットプレイスでは、NFTを出品する際に審査がなく、誰でも気軽に出品できる点が魅力とされています。
その反面、人気の高いNFTを真似た作品や著作権を無視した作品など、偽物のNFTが数多く出品されており、本物と思って購入してしまう方が後を断ちません。
これに対して、SBINFT Marketでは出品前に事前審査があり、偽物が出回る心配はありません。
クオリティが高く、安全性の保証されたNFTのみ出品されているので、ユーザー側も安心して利用できます。
SBINFT Marketは、パブリックチェーンを基盤としています。
ブロックチェーンは大きく分けると、パブリックチェーンとプライベートチェーンの2種類に分類できます。
それぞれの違いは以下の通りです。
パブリックチェーン | プライベートチェーン | |
概要 | 誰でも参加できるオープンなブロックチェーン | 特定の企業によって管理されるクローズドなブロックチェーン |
中央管理者 | 存在しない | 存在する |
透明性 | 高い | 低い |
取引の処理速度 | 遅い | 速い |
ガス代 | かかる | かからない |
どちらもそれぞれ一長一短ありますが、SBINFT Marketは「世界に開かれたマーケットプレイス」を目指すべくパブリックチェーンを採用したとのことです。
SBINFT MarketはNFTを購入する際、暗号資産の他にクレジットカード決済にも対応しています。
NFTに興味はあっても、暗号資産でしか取引できないマーケットプレイスが多く、中々踏み出せずにいる方も多いでしょう。
一方で、SBINFT Marketはクレジットカードに対応しており、ネットで買い物をする感覚でNFTを取引できます。
ただし、出品者がクレジットカード決済を許可していないNFTについては、暗号資産でしか取引できませんので注意が必要です。
詳しくは、SBINFT公式サイトの「SBINFT Marketご利用時のFAQ」をご参考にしてください。
ここからは、SBINFT Marketの始め方について解説します。
各手順ごとに詳しく見ていきましょう。
はじめに国内の暗号資産取引所で口座開設を行います。
先ほどSBINFT Marketはクレカ決済にも対応していると述べましたが、暗号資産でしか取引できないNFTも多く見られます。興味のある方は事前に準備しておくのがおすすめです。
口座開設の手順は以下の通りです。
口座開設は早ければ即日で完了し、その日の内に暗号資産を取引できるようになります
どの取引所を選べば良いかわからない方は、手数料や取り扱い銘柄数を比較して決めると良いでしょう。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
続いて、暗号資産を購入します。
NFTの購入に使える暗号資産は以下の3つです。
購入するNFTが決まっている方は、どの暗号資産で取引できるか確認しておくと良いでしょう。
なお、出品されているNFTのほとんどは、イーサもしくはポリゴンで取引できます。
続いて、ウォレットのアカウントを作成します。
ウォレットとは、暗号資産やNFTを取引できるデジタル財布のようなものです。
SBINFT Marketに対応するウォレットで、代表的なものは以下の3つです。
上記の中でも特にMetaMask(メタマスク)がおすすめです。
MetaMaskは、多い時で月間3,000万人以上の人が利用する人気の高いウォレットサービスです。NFTに関連したサービスの多くに対応しているので、NFTに興味のある方はインストールして、アカウントを作成しておきましょう。
ウォレットのアカウントを作成する手順は、下記の記事をご参考にしてください。
次に取引所で購入した暗号資産をウォレットに送金します。
送金手順は以下の通りです。
ここでの注意点としては、ウォレットアドレスの入力ミスに気を付けることです。
数十桁の英数字が不規則に並んで構成された文字列のこと。現実世界で言えば、宅配で必要な送り先住所のようなもの。
ウォレットアドレスを誤ったまま送金手続きを行うと、暗号資産がウォレットに着金せず、そのまま失ってしまう恐れがあります。
手入力の場合は、入力ミスのリスクが高くなるので、コピー&ペーストを徹底しましょう。
最後にウォレットをSBINFT Marketに接続します。
まず、SBINFT Marketのトップページ右上にある「CONNECT WALLET」をクリックします。
利用規約を確認し、「同意する」をクリックします。
接続するウォレットを選択します。
今回は「MetaMask」で解説を進めます。
ウォレットを選択すると、自動でMetaMaskが起動しますので、アカウントの作成時に設定したパスワードを入力しましょう。
以上で、SBINFT MarketでNFTを取引する準備が完了です。
次の章では、実際にNFTを購入する手順を解説していきます。
SBINFT MarketでNFTを購入する手順は以下の通りです。
それぞれ具体的に見ていきます。
まずは購入するNFTを検索します。
NFTを検索する際は、以下3つの項目を利用します。
気になるNFTがあれば、クリックして詳細を確認できます。
購入する作品が決まったら、購入手続きに進みます。
右項目の「購入手続きに進む」をクリックします。
購入する作品や価格等を確認し、間違いがなければ、利用規約に同意し「購入する」をクリックします。
クレジットカードでも購入できる作品の場合、上記の画面で「クレジットカードでのお支払いはこちら」と表示されます。
クレジットカードで購入する場合は、そちらからカード情報を入力してNFTを購入しましょう。
上記の画面が表示されれば、NFTの購入が完了です。
購入した作品は、画面右上のアイコンマークにカーソルを合わせ、「MY PAGE」をクリックすると確認できます。
続いては、NFTを出品・販売する手順についてです。
SBINFT MarketでNFTを発行できるのは、公認のアーティスト・パートナーのみです。
一般ユーザーは二次販売のみ可能となっていますので、ここでは購入した作品を出品する手順について解説していきます。
はじめに右上のアイコンから「MY PAGE」をクリックし、出品するNFTを選択します。
「出品手続きに進む」をクリックします。
出品情報を入力していきます。
ここでは、以下2点の設定が必要です。
上記2つを設定できたら、「出品する」をクリックします。
上記の画面が表示されれば、出品完了です。
SBINFT Marketを利用する際の注意点を紹介します。
それぞれ深掘りしていきます。
SBINFT Marketでは承認アーティスト制が採用されており、審査に通過した一部の人しか自分の作品を出品できません。
基本的に、一般ユーザーは一次販売ではなく、二次販売(購入したNFTを出品すること)が可能です。
自分の作品を出品したい方は、不定期で開催される公認アーティストの募集に応募する必要があります。
公式サイトもしくはPR TIMESなどから、新規で募集されていないか随時確認してみましょう。
SBINFT MarketでNFTを出品する際は、一律10%のプラットフォーム手数料がかかります。
販売金額の大きさに関わらず、一定の手数料がかかるので、NFTを出品する際は手数料を考慮した金額を設定すると良いしょう。
また、購入者がクレジットカード決済を選択すると、販売金額から決済手数料が引かれます。
SBINFT MarketでNFTを取引する場合、プラットフォーム手数料とは別にガス代がかかります。
ブロックチェーン上で取引が行われる際に発生するネットワーク手数料のこと
ガス代がかかるタイミングは以下の3つです。
ガス代はブロックチェーンの混雑具合によって変化し、高騰すると一回の取引で1万円を超える場合もあります。
想定外のコストがかかる可能性もあるので、取引を行う際はガス代をしっかりと確認しましょう。
それでは、最後にSBINFT Marketに関してよくある質問に回答します。
気になるものがあれば、ぜひご参考にしてください。
できません。
基本的にNFTは一度購入してしまうと、キャンセルできない仕組みとなっています。
購入前によく確認し、間違いがなければ手続きに進みましょう。
はい、利用可能です。
ただし、スマホで利用する場合は、ウォレットアプリ内のブラウザから検索して接続する必要があります。
2024年4月時点で利用できるクレジットカードは以下5つのブランドです。
なお、上記のいずれかであっても、3Dセキュアに対応していないものは利用できないので注意しましょう。(3Dセキュア:不正利用を防ぐための本人認証サービスのことです。)
今回は、SBINFT Marketの特徴や使い方、利用時の注意点について解説しました。
最後に本記事のおさらいです。
SBINFT Marketは安全かつクオリティの高い作品のみ取り扱っており、クレカ決済にも対応しています。
NFTの取引が初めての方にもおすすめできるマーケットプレイスですので、興味のある方は実際に利用してみてはいかがでしょうか。